一条工務店×パッシブ設計

2020年一条工務店と契約!一条工務店では弱いと言われているパッシブ設計を四苦八苦しながら実現するまでを記録していきます。

パッシブ設計(1-1) 窓のあれこれ

 

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こんにちは!

 

今回の記事では、私ことにゃじらが、一条工務店での家づくりにおいて一番考えている「パッシブ設計」のうち、窓について、考えていること、調べたことを追加で纏めたいと思います。

 

今回の記事は以下のような構成です。

  

 

[注]

にゃじらの専門分野は建築関係でも、もちろんパッシブデザインでもありません。

素人が必至に勉強して、快適な家を実現するために検討した結果を記録するものであり、

専門の方からしたらとても幼稚な内容かもしれません。その点はご容赦願います。

 

(1) 窓ガラス種類 透明ガラスvsかすみガラス

みなさん、窓ガラスの種類には透明ガラスとかすみガラスがあることは当然ご存知だと思います。

(かすみガラスにはいくつか種類がありますが、この記事ではそこまで深掘りしません)

 

どうやって窓ガラスの種類を決めていますか?

にゃじらは以下の項目を比較しました。

 

・採光:かすみガラスの勝利

これはとても意外だったのですが、同じ大きさの窓を設置した場合、かすみガラスの方が明るいそうです。

かすみガラスだと、ガラス面で光が散乱して、より明るくなるとかなんとか。

かすみガラスを選ぶと暗くなるなぁ、とぼんやり思っていたにゃじらには驚愕の内容でした。

 

・熱遮蔽:かすみガラスの勝利?

明確に比較された結果を見たことはありませんが、かすみガラスの方が熱の入射が減ると考えています。

採光の項目でも記載した通り、かすみガラスではガラス面で光が散乱するため、床まで届くエネルギーが減るのではないかと思います。

ただ、そこまで大きな差はないと想定しています。

 

・開放感:透明ガラスの圧勝!

比較するまでもないですね。かすみガラスは視線が抜けないため、開放感は全くありません。

ただし、逆に考えると、かすみガラスなら室外から室内を見られることもありません。

透明ガラスだと、レースカーテンがないと丸見えですよね。

 

以上の比較結果を考慮して、にゃじらがお勧めするガラス種類の使い方は以下の通りです。

皆さんはどうやって使い分けましたか?

 

[かすみガラス]

・道路に面する窓、お隣さんの窓と正面の窓

⇒視線を遮るため。

 

・東西の窓

⇒日差しが直接室内に入らないようにするため。

 

・玄関の窓

⇒採光性を高めるため。

 

[透明ガラス]

・リビング/和室の庭に面する窓

⇒開放感!!

 

 

(2) 窓サッシ種類 引き違い窓vs滑り出し窓vsFIX窓

 前回の記事にも記載しましたが、窓サッシには引き違い窓、滑り出し窓、FIX窓の3種類あります。それぞれの特徴は以下の通りです。

 

・引き違い窓

サッシを左右に移動させることで、開けることができる窓。

大型の窓まで作ることができる反面、断熱性に劣る。

(一条工務店の引き違い窓は熱貫流価値1.0)

 

・滑り出し窓

サッシを室外に押し出すことにより、開けることができる窓。

構造上、大型の窓とすることは難しいが、断熱性に優れる。

(一条工務店の滑り出し窓は熱貫流値0.8)

 

・FIX窓

開けることができない窓。開けることができる窓と比較し、サッシが細いため、同じ窓の大きさでも開口部が大きく取れる。

当然、断熱性にも優れる。

(一条工務店のFIX窓は熱貫流値0.8)

 

にゃじらはこれらの情報を調べたとき、滑り出し窓とFIX窓の断熱性が同等であることにびっくりしました。普通だとFIX窓の断熱性の方が優れてそうですよね。

 

これらの特徴を基に、にゃじらは以下のように使い分けました。

みなさんはどのようにして使い分けましたか?

 

[滑り出し窓]

・より大きい開口部が求められるリビングや和室の窓

・自然風取り込みで開ける窓のうち、北窓や南窓

⇒メインの窓 

 

[滑り出し窓]

・自然風取り込みで開ける窓のうち、西窓や東窓

・勝手口(窓ではありませんが、断熱性等の性能は滑り出し窓と同等)

⇒サブの窓

 

[FIX窓]

・掃き出しや自然風取り込みが重要でなく、採光能力が求められる、トイレの縦長窓やシューズクロークの窓

⇒少しでも大きな開口部したい窓

 

 

(3) 窓の位置 ローサイドライト vs ハイサイドライト (vs トップライト)

ローサイドライト、ハイサイドライト、そしてトップライト。

これらの単語を聞いたことがありますか?

 

ローサイドライトとはいわゆる地窓。

床近くに配置された横長の窓です。

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ハイサイドライトはその反対。

天井付近の高い位置に設置された横長の窓です。

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どちらもプライバシーを確保しながら、室内を明るく照らすことができます。

特徴としては、

・ローサイドライト:床付近をぼんやりと照らすことで、柔らかな採光となり、落ち着いた雰囲気をとることができる。

ハイサイドライト:高い位置から明かりをとることで、部屋の奥まで明るくすることができる。

といったものがあります。

 

どちらの窓もですが、建売とかマンションとかではなかなか採用しにくく、注文住宅ならではの窓であること、そしてオシャレ!であると考えています。

折角のマイホーム、どちらも1つずつくらいは採用したいですよね。

 

にゃじらは

・ローサイドライト:和室

ハイサイドライト:書斎

に採用する予定です。

 

また、項目トップには記載したトップライト(天窓)ですが、ハイサイドライトより更に採光が取れるのですが、以下のようなデメリットがあるため、個人的には採用しない方が良いと思います。

・日差しがダイレクトに入り、夏に暑い。

・遮音性が低いため、雨音が響く。

・何より、雨漏りのリスクが上がる!

(星空とかを眺められるからオシャレなんですけどね…一条工務店ではそもそも採用できませんが…)

 

 

以上、窓のあれこれを纏めてみました。

折角のマイホーム。普通の窓も勿論良いですが、幾つか拘った窓も設置したいですね!

みなさんも窓の拘りポイントがあったら是非とも教えてください。